高森湧水トンネル編

2001.9.15.作成


  9月9日の日曜日、私は家族を連れて南阿蘇の高森町にある『高森湧水公園」という所に行っ
 て来ました。
  夏休みに何処にも連れて行かなかったので、何処か遊びに連れて行かねば…と考えていた
 ところ、TVを見ていた娘が、「わぁ〜、あれおもしろ〜い、見てみた〜い」と言ったので、TVの
 画面を見てみると、高森湧水トンネルの紹介があっていて、そのなかの「ウォーターパール」と
 いう水が完全な球形に見えて、しかもその水玉がゆっくり落下したり、停止したり、上昇したりす
 る噴水に目を奪われていました。
  私も見ていて面白そうだなと思ったので、高森町関係のHPなどで下調べをして、出掛ける事
 にしました。
  以下にそのときの模様を簡単に紹介します。
 尚、詳しく知りたい方は「高森町観光協会」のHPへどうぞ!
 
まずは「高森湧水トンネル」とは何なのか…という質問に答えるこのパネル。
熊本市と宮崎県の延岡市を鉄道で結ぶ為、高森線(現南阿蘇鉄道)と
高千穂線(現高千穂鉄道)を結ぶ新線が計画されたが、
その中のトンネルのひとつ「高森トンネル」掘削中に異常出水に見舞われ、
工事中断、新線建設中止、国鉄民営化などを経て、現在の公園化、
開放に至る経緯が記されている。
尚、この新線の残骸は、この高森トンネルの他にもほぼ完成していたトンネルや
橋梁がいくつも残っている。
  
トンネル内部の紹介パネル。
このパネルの見出しに「白川水系始発駅」とあるように、
このトンネルは名水で全国的にも有名な白川水源よりも上流にあたる。
 
 トンネルの入り口。
いかにも鉄道のトンネル…
といった感じの入り口。
 
中に入るためには
「環境美化への協力金」として、
1人100円が必要。
 
トンネル内には多くの七夕飾りが飾ってあった。
(9月末日までとの事)
コレがお目当てのウォーターパール。
なんでも特殊な音波を当てて水滴を球体に変化させた後、
そのままでは水玉の落下速度が速すぎて人の目には1本の流水にしか見えないので、
ストロボライトを照射して、水玉に見えるようにしてあるという。
このストロボライトの周波数(点滅間隔)を変える事で、
止まったり、上昇しているように見えるということだった。
 写真では感じがうまく伝わらず残念だが、まさに真珠といった感じで綺麗だった。
写真上は水玉の流れを触って喜ぶうちの子供たち。
 
湧水トンネル最深部。
壁面からすごい量の湧水が流れ落ちている。
ただし、案内板にも大量出水の場所はトンネル入り口から2キロのところで、
現在の公開は550m…とあるので、
これは観光用に作られた水源だろう。
それにしても毎分30トン以上とは、池山水源と肩を並べる湧水量だ。
本当に水のふるさと南阿蘇、である。
 

 
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