● 初めての自作に挑戦!編  その1


   2000年の12月、私は年末年始休暇を利用して、以前上司の方から頂いたCPUやマ
 ザーボードを使って、パソコンを組み立ててみようと思い、足りないパーツを求めて博多
 のパーツショップを覗きに行きました。
  そのとき買ったのは、2500円程度のCPUクーラーと、15.3GBのハードディスク(12000
 円程度) VRAM16MBのビデオボード(6980円)に128MBのDIMMメモリー(10000円程
 度)、そして250W電源付のミニタワーケース(4000円程度)にFDD(1780円)といったと
 ころで、総額は4万円もかかりませんでした(すべて新品)。
  当時私の使っていたパソコンは、パナソニックの一体型で、CPUはペンティアムの133
 MHz(MMXではない)、ハードディスクは1.28GBといったスペックで、作ろうとしている自
 作機のほうが性能も上回るので、わくわくしながら組み立てました。
 
  以下にその組み立ての時の模様を写真を交えて紹介します。
  初めての自作に悪戦苦闘する様をご覧ください。
 
 
 まず、自作を始める前にどんな風に作業を進めて
いくのか、だいたいの流れがわかっていなければならない。
 そこで私が参考書にしたのがこれ。
 「できる 自作パソコン」
 発行所:インプレス  定価1800円(税別)

 スロット1のマザーを使って説明してあるので最新
版とはいえないが、写真をふんだんに使って初心者
にもわかりやすく解説してある。
 上司の方に頂いたSoket7マザー、AopenのAX59
PRO。CPUソケットの上方にSIMM×2、DIMM×3の
メモリースロットがあるのが特徴。
拡張スロットはAGP×1(焦茶色)、PCI×4(白色)、
ISA×2(黒色)を装備している。
 PCケースにマザーボードを取り付けた後、CPU、
メモリーなどを装着する。
CPUの装着手順は、まずSoketの横についている
ロックレバーを起こす。

 CPUとSoketの1番ピンの位置を合わせて、CPUを
装着し、レバーを降ろしてロックする。
 このCPUは米Cyrix(現在は台湾VIA社に買収され
ている)のMU300GPといい、ペンティアムのMMXに
対抗したもので、ベースクロック66MHz、クロック周
波数は233MHzだった。
 CPUとヒートシンクの接触面に薄くシリコングリスを
塗り(熱伝導性を高めるため)、クーラーを装着し、配
線の向きに注意しながらコードをソケットに挿す。
 次にメモリーを装着する。このマザーにはSIMMと
DIMMの両方のメモリースロットがあるが、用意した
メモリーは128MBのDIMM なので、1番のDIMM ス
ロットを使う。両側のツメを倒して真っ直ぐに挿し込む
と自然にツメが起き上がる。
(写真ではCPUに近い方の1番スロットにメモリーが
装着されている。)
 ジャンパスイッチの設定。
マザーボードにはいろんなCPUに対応できるように
各種の設定スイッチがついている。
説明書を見ながら1つ1つ設定していく。
写真は上がディップスイッチ、下がジャンパスイッチ。
 各種ドライブの取り付け。
PCケースの前面カバーをはずし、使用するベイを
ふさいでいる金属板を取り外して、各種のドライブ
を取り付ける。
 写真は5インチベイにCD‐ROM、3.5インチベイは
上からFDD、HDD。
 配線。
マザーボード、各ドライブへの電源の配線、各ドラ
イブとマザーボードとの配線、ケース前面スイッチ
類の配線などを行う。
 このケースは写真のようにマザーボードを取り付
ける部分が開くようになっているので、作業はやり
やすかった。
 ビデオボードをAGPスロットに挿す。
ビデオボードにはPCIスロット用のものもあるが、
AGPスロットはビデオボード専用の規格なので、
AGP用のビデオボードを使ったほうがPCIスロット
が1つ空く。
 挿すときはまっすぐしっかりと。 挿し込みが不充
分だとトラブルの元になる。
 ケースのカバーをして一応完成 !
この後はBIOSの設定、OSのインストールと作業は
続く。

 以上でパソコンのハードは組みあがりました。
引き続いて、ソフトの組み込みと周辺機器の設定に入るわけですが、
ここからが色々なトラブルに見舞われて大変でした。
 その模様は次のページでお話します。興味のある方はどうぞ!!


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