2018.7.09作成

 
熊本地震により、国道57号が立野の崖崩れで不通、南阿蘇方面ルートの県道28号も大切畑地区や
俵山トンネルなどが不通ということで、月一回の水汲みもルート変更を余儀なくされました。
 
行きは国道208号から植木の交差点を直進し、大津からミルクロード経由で赤水へ出、そこから
ファームランド脇や、九州東海大学のキャンパス脇を通ったりして国道325号に出ていました。
 
水を汲んだ帰り道も俵山トンネルが通れるようになるまでは、グリーンロード経由で益城町から
熊本市内に入っていました。
 
今回はそんな道中でドライブレコーダーが記録した映像を、静止画として切り取って ご紹介します。
 
県道149号線を赤水から南阿蘇方向へ走る。
ここは九州東海大学のキャンパスを少し過ぎたあたりだと思う。
この建物も学生用のアパートだったのだろうか?
 
 
県道をもう少し進むと、こんな感じ。
'16年7月にはあった建物が'17年の8月には無くなっていたり、がれきの撤去が進んでいた。
 
 
この辺りも建物の解体が進む…
 
 
'16年の7月時点ではここまでしか通れなかったので、来た道を戻って、ファームランド脇から
栃の木の交差点に出ていたが、9月に来た時には、この先が通れるようになっていた。
 
 
壊れた建物の撤去が進む…。
'17年の4月時点まではそんなに壊れてなさそうだったお宅も'18年の4月には取り壊されていた。
 
 
'16年の7月に戻った時の画像と、’17年の9月に逆方向から走った時の画像。
阿蘇大橋を飲み込んだ崖崩れの跡が生々しい。
 
 
上の画像のアパートのアップ写真。
学生アパートだったのだろうか…
窓に「ありがとう」の文字が…
 
 
宝来宝来神社に向かうため県道28号を久木野から南阿蘇トンネル方向へ進む。
'16年の6月頃はトンネルの手前までは普通に通れていたが、8月に来た時は
土石流?が発生して、こんな風に大きな岩が道路を塞いでいた。
 
 
左手が土石流が流れてきたところ。
 
 
ここから右手に曲がると宝来宝来神社。
'16年12月にトンネルが開通するまではここで行き止まりだった。
 
 
16年の12月から通れるようになった南阿蘇トンネルと俵山トンネル。
2段目の写真を見るとトンネル天井の光の反射が明らかに違うところがあるが
おそらく修復作業をしたところと思われる。
3段目、「この先急カーブ」の標示があるが、トンネル出口すぐにこんなカーブが…
 
 
トンネル出口の急カーブを曲がるとこんな急坂が…
ここを登って、俵山経由の旧道に合流する。
 
 
このルートの人気休憩スポットだった俵山交流館「萌の里」も、開通数週間後の'17年1月時点では
客足もまばらだったが、4月に通った時はご覧のように満車状態だった。
 
 
'17年の12月には俵山大橋の仮橋や桑鶴大橋の迂回ルートで、旧道ルートに登らなくてよくなっていた。
しかしトンネル出口付近にはまだ「この先急カーブ」の標示板が…
それも'18年の3月に通った時には「出口付近注意」に変わっていた。

 
 
俵山大橋の復旧工事の現場。
すぐ横に仮橋を作り、そこを通行できるようにしていた。
高い支柱がある場所が本来の俵山大橋。
 
 
'17年の8月から阿蘇長陽大橋が通れるようになったので、最近はここを使っている。
2段目、3段目左と渓谷の護岸工事が進んでいる。
5枚目の写真の中央やや左にクレーンのアームみたいな2本の柱が見えるが、
ここから一番左に見える1本の柱の辺りまで、新しい阿蘇大橋が掛かるんだと思う。
6枚目の写真は逆方向から阿蘇長陽大橋を見たところ。
 
 
阿蘇方面は大動脈である国道57号線に加えてJRの豊肥本線も立野地区の崖崩れなどのため、
2年以上過ぎた今も不通となっており、地域住民の方はもとより、観光客の方々にも不便を強いています。
 
そんな中でも、俵山トンネルや、阿蘇長陽大橋の復旧で、熊本方面からはミルクロードかグリーンロードでしか
入れなかった阿蘇地方がずいぶん近くなったと感じているのは一筋の光明でしょうか。
 
今後も新阿蘇大橋の架橋や国道57号の二重の峠トンネルの工事などが進み、
以前にも増した「世界に誇る観光地 阿蘇」となりますように願ってやみません。