7月7日、2ヶ月ぶりに臼井社宅を訪ねてみて驚きました。というのは、前回来たときには 洗濯物が干してある家があったので、まだ入居者がいるんだなと思っていたのですが、今 回訪れてみるとなんと解体工事が始まっていて、慌ててシャッターを押しました。 工事をしていた方に話を聞いてみたのですが、 今回は一部だけの解体だけど最終的に はすべて解体してしまう予定だろう、保存の話は聞いたことがない、とのことでした。 この臼井社宅がすべて取り壊されてしまうと、木造長屋型の社宅はいよいよ無くなってし まいます。(私の勘違いでまだ残っている社宅があったらスミマセン)小川開や原万田など の鉄筋アパートは残ってはいますが、これぞ炭鉱社宅!というのは、やはり木造長屋だと 思います。市当局と関係各位の方々には石炭産業科学館そばのネイブルランド跡地にで も集約移築、復元など保存の可能性をあきらめることなく探って頂きたいと切に願います。 |
臼井社宅の大通りに面した所から解体工事は始まっていた。 |
雑草が生い茂る中、瓦が降ろされ解体を待つ家。 |
今回の解体区域には入っていないらしい家々。 手前の空き地はすでに解体撤去された跡か…。 |
大通りに面した家々。 すでに瓦が降ろされている家もあった。 |
大通りから宮原坑の方へ昇っていく途中にある家々。 今回の解体区域には入っていないらしいが、草が生い茂り、荒れに荒れた現状からは 人々が賑やかに暮らした過日の面影は見られない。 解体作業の人の話では、時々浮浪者が入り込んだりしているとか言っていたが 本当だろうか…。 |